問い合わせ先

神奈川大学化学生命学部 応用化学科
上田研究室
〒221-8686
神奈川県横浜市神奈川区六角橋3-27-1
23号館 827,828,829号室
TEL 045-481-5661 内線3902

研究室紹介

上田研究室

構成メンバー:上田教授、石川助教、研究補助員1名、研修生1名、秘書1名、大学院生1名、4年生9名、3年生5名
エネルギー、環境問題に触媒化学の視点から取り組んでいます。

実験器具

instrument autoclave oven tester1
テフロン内筒型密閉反応容器
水熱合成法による触媒合成に用います。耐熱温度180℃(写真)に加え、耐熱温度250℃の反応容器もあります。
合成用オーブン
通常のオーブンに加え、回転式のオーブン(写真)もあります。現在5台のオーブンが稼働しています。
触媒反応試験装置①
合成した触媒の性能を調べる装置です。現在、10台の装置が稼働しています。
tester2 tpd2 absorber
触媒反応試験装置②
合成した触媒の性能を調べる装置です。現在、10台の装置が稼働しています。
TPD(昇温脱離ガス分析装置(マイクロトラック・ベル製))
化合物を昇温させた時に発生するガスを質量分析する装置です。装置内でアンモニアや二酸化炭素を吸着させることで、触媒の酸塩基点の定性、定量分析が可能です。
蒸気吸着装置(マイクロトラック・ベル製)
化合物表面へのガスの吸着挙動を調べる装置です。得られる吸着等温線を解析することで、化合物の比表面積、細孔分布などを調べることができます。写真の装置では、同時に3サンプルの測定が可能です。この他にもう1台蒸気吸着装置があります。
xrd insituFT-IR instrument uv
粉末XRD(RIGAKU製)
化合物の結晶構造を調べる装置です。D/tex(高速検出器)により、通常の100倍の感度での測定が可能です。10サンプルの自動測定・昇温させながらの測定・透過法による測定が可能です。
in situ FT-IR
化合物の赤外吸収スペクトルを観測することで、化合物の同定や構造解析を行います。また、ピリジンを吸着させた時の吸収変化を観測することで酸点に関する定性、定量分析を行うことができます。
UV-vis(紫外・可視分光装置(日本分光製))
波長200~2500nm程度の紫外・可視・近赤外吸光スペクトルを測定することができます。化合物の還元度やバンドギャップのような光化学特性を知ることができます。
icp raman tg-dta
ICP(ICPE-9820(SHIMADZU製))
固体触媒の組成を決定するための装置です。オートサンプラーを備えており、自動で60検体の測定が可能です。
ラマン(RMP-510(日本分光製))
化学結合の状態を分析する装置です。固体、液体とも分析が可能です。化学種の結合変化を水熱合成条件下(170℃くらい)でその場観察できるユニットも備えています。
TG-DTA(Thermo Plus EVO2(RIGAKU製))
熱処理による固体物質の重量変化を測定する装置です。空気条件および窒素条件での測定が可能です。もう一つ研究室で保有しているTG8120(Rigaku)では酸化および還元条件(希釈水素下)における測定が可能です。

研究室ゼミ

毎週木曜日の17:00から2時間程度、対面にて行っています。
「研究報告会」で、担当の研究員や学生が研究成果についての報告を行います。
「勉強会」では、それぞれの学生にテーマが与えられ、そのテーマについて勉強した上で発表を行います。
2018年度から「新しい触媒化学」という教科書を使って、現在の世の中を支えている触媒技術や、触媒研究を行うのに必要な無機化学、有機化学、分析化学といった学問分野について学んでいます。後期からは、研究室に配属になった3年生にも、ゼミに参加してもらい、研究テーマを選ぶ時の参考にしてもらっています。

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