亀山研究室は、組織上は物質生命化学科ではなく、化学教室に所属しています。亀山は2年次でB組の有機反応論を担当していますが、それ以外の講義・演習・実験で学生の皆さんと会う機会はないため、どんな先生なのか、研究室なのか?分かりにくいかもしれませんので、簡単に説明します。
卒業研究については物質生命化学科の一員として、物質生命化学科の教育・研究の理念のもと、他の研究室と同じように行っています。教育・研究環境もほぼ同じです。
亀山研究室では有機化学、高分子化学を基礎にした研究を行っています。研究内容などの説明はこのホームページの中にありますので、そちらをご覧下さい。ここでは卒業研究の進め方や指導方針といったことについて説明します。
◇研究のスタート:卒業研究のテーマが決まると、教員から研究の意義や目的について説明をします。この時点で内容を120%説明するようなことはしていません。何故かというと、自分で理解し、納得して研究に取組んで欲しいからです。ペーパーテストの模範解答を覚えるようなものではなく、自分で理解しないと研究の面白みもやりがいも感じられないで実験をやっている状態になってしまいます。自分で研究に関連する論文を読み、実験関連の勉強をしながら、早く研究の意義や面白さを理解してもらいたいと考えています。
◇日々の実験:自分で研究に必要な有機化合物や高分子化合物を合成し、それらの性質や機能を調べることを繰り返し行っていくので、毎日コンスタントに実験を行って、研究を進めることが必要になります。
研究とは、一言で言うと、「まだ誰もやっていないことを初めて自分が行うこと」です。似たような研究はありますが、あなたが行う研究そのものは、世界でまだ行われていないことです。
すぐに結果がでるということは少ないので、なぜ予想した結果と違うのか、どうしたらうまくできるかを考えながら実験を行うことが重要です。もちろん、教員も一緒にやったり考えたりして研究を進めますが、 最も大切なことは、まず自分で考えて答えを出してみることです。最初から正解でなくても良いのです。自分でこれができるようになると、「もう実験が楽しくてしょうがない」という風に感じられるでしょう。しかし、そのための近道はありません。毎日コツコツやった積み重ねが大きな研究成果につながります。
亀山研究室が望む学生についてあれこれ言うことはせず、1つだけ述べます。
自分から問題を解決しようと、勉強して工夫する。そのために必要な努力ができること。(毎日の学習習慣が身についていれば十分できます)
もっと詳しいことを知りたい人は、気軽に23号館709室に聞きに来て下さい。